初期臨床研修プログラムの名称
長崎県五島中央病院卒後臨床研修プログラム
初期臨床研修プログラムの内容
研修理念
常に病人の側に立ち、病気を診ずして病人を診る全人的医療を提供できる医師として人格と能力を養うことを目指す。
研修目標
将来目指す専門分野の如何を問わず、医学及び医療の社会的ニーズを離島の医療事情の中で鑑み、日常診療の場で遭遇する疾病や病態に対して適切な対応が出来るプライマリーケアの基本的な診療能力(知識・技術・態度等)を修得する。
研修到達目標
A.医師としての基本的価値観
(プロフェッショナリズム)
B.資質・能力
C.基本的診療業務
(コンサルテーションや医療連携が可能な状況下で、以下の各領域において、単独で診療ができる)
臨床研修の特徴
・五島市唯一の総合病院、中核病院であり、集中する重症疾患、救急患者を経験できる。
・Common diseaseも豊富で、プライマリケア、総合診療を十分学ぶことができる。
・専門医の指導や高度医療機器により、本土の基幹病院に劣らず専門的医療が経験、学習できる。
・中規模病院であり、各科の間で垣根が低く、他科にも気軽に相談できる。
・上級医との距離が近く、研修医の数も最大6人であり、密な指導が受けられる。
・毎朝の英語テキストを使用した内科勉強会や月2回の英会話レッスンで知識量と英語力の向上を目指す。
・学会発表やアメリカ内科学会の本支部の大会などに出場し、院外活動により腕を磨く。
・高齢化先進地域であり、病病・病診連携や施設との連携の実践で、その重要性を学べる。
・離島手当の給付。
研修計画
研修期間は2年間で、厚生労働省で指定された研修内容を行います。最低1年(52週)以上は当院で研修するものとします。
それぞれの研修医の希望により選択可能となっています。当院もしくは協力型臨床研修病院である長崎大学病院の、研修可能な診療科から、基本的に4週を単位として選択し研修します。
-その他-
CPCは当院の臨床病理検討会へ参加します。
感染対策、社会復帰支援、緩和ケアなどの研修を行います。
独立行政法人国立病院機構長崎医療センター
地方独立行政法人佐世保市総合医療センター
長崎県五島中央病院附属診療所奈留医療センター
聖マリア病院
医療法人 井上内科小児科医院
医療法人 山内診療所
五島市国民健康保険三井楽診療所
(補足)臨床研修の到達目標(行動目標・経験目標)を基本的に当院のみで達成できるプログラム内容となっております。
研修医の処遇
項目 | 1年次 | 2年次 |
雇用形態 | 非常勤(嘱託職員) | |
基本手当/月 | 431,000円 | 451,000円 |
賞与 | 無 | |
勤務時間(原則) | 8:30~17:15 | |
休憩時間 | 1時間 | |
時間外・休日勤務手当 | 有 | |
有給休暇 | 10日 | 11日 |
夏季・年末年始休暇 | 有 | |
宿日直 | 約4回/月 | |
宿日直手当 | 7,000円 | 10,000円 |
宿 舎 | 約4戸 | |
病院内個室 | 無 | |
社会保険 | 全国健康保険協会 | |
年金 | 厚生年金 | |
労災・雇用保険 | 有 | |
健康管理 | 健康診断(年2回) | |
医師賠償責任保険 | 病院にて加入、個人加入は任意 | |
外部の研修活動 | 学会等への参加 可(旅費支給有) |
研修終了後の進路
採用年度 | 採用者数 | 研修修了後の進路 |
平成17年度 | 1 | 長崎大学病院 消化器内科 |
平成18年度 | 1 | 厚生労働省 |
平成19年度 | 2 |
長崎大学病院 皮膚科 大隅鹿屋病院 内科 |
平成21年度 | 3 |
長崎大学病院 小児科 長崎大学病院 循環器内科 長崎大学病院 形成外科 |
平成22年度 | 1 | 聖マリアンナ医科大学病院 放射線科 |
平成23年度 | 2 |
長崎大学病院 精神科 大阪医療センター 救命救急センター |
平成25年度 | 2 |
長崎大学病院 眼科 沖縄県立北部病院 循環器内科 |
平成26年度 | 2 |
東邦大学医療センター 佐倉病院 皮膚科 昭和大学附属烏山病院 精神科 |
平成27年度 | 1 | 長崎大学病院 呼吸器内科 |
平成30年度 | 2 |
久留米大学病院 小児科 長崎大学病院 放射線科 |
令和元年度 | 1 | 長崎大学病院 呼吸器内科 |