消化器内科と総合内科を専門にしている宮崎岳大といいます。飯塚病院や東京ベイ医療センターで研鑽を積んだ後、2018年4月から1年間五島中央病院の常勤医として勤務しました。2019年4月からは、五島市内にある実家の山内診療所の院長として地域医療の最前線で働きながら、五島中央病院には非常勤医師として月6日ほど勤務し、臨床と研修医教育に携わっています。
五島中央病院の魅力を教えてください。
五島列島・福江島にある唯一の総合病院です。救急車はもちろん、内科・外科・小児科と十分な症例を経験できます。 症例数が多くても、初期研修医が実際に患者さんを担当できない、診察できないと実力は伸びません。患者さんを実際に担当し、外来から入院し退院まで継続的に治療することで、少しずつ実力が伸びていきます。 五島中央病院では、Common diseaseから稀な疾患まで幅広い症例まで、初期研修医が主治医として、上級医のバックアップのもと担当し、多くのことを学んでいます。
初期研修医は、五島中央病院で、どんな教育を受けることができるのですか?
五島中央病院では、「医師として身につけるべきものをしっかり指導教育してもらえる病院」作りを目指しています。アメリカのACGMEの「The six competencies」に基づいて教育体制を整えています。 例えば、Patient careとして、内科をローテートしている初期研修医は、指導医と一緒に病棟の患者さんを回診し診察行っています。1日の最後には、担当患者さん一人一人の、プロブレムリストや、アセスメント・プランを指導医とディスカッションしながら、知識の定着やフィードバック行っています。
五島中央病院では、どんな勉強会をしているのですか?
いろんな勉強会がありますが、一部紹介します。
1)MKSAP勉強会
毎朝、8時から8時半までの30分間、MKSAPを毎日3問ずつ(一人が予習をしてきて解説をする)問題を解いています。また知識の定着を確認するため、抜き打ちで復習テストを行ったりもしています。